toyopi_travel’s blog

ANAのSFCホルダーがJALのJGC解脱を目指すブログ。飛行機に乗らずにLSPとマイルを貯める戦略やマイル活用術、実体験に基づく旅行記を発信します。

【極寒・札幌遠征】普通列車で鬼の鈍行とフェリーで北上。最後はプレミアムクラスで締める“緩急”の旅

※この記事はプロモーションを含みます

効率的な空の旅もいい。
けれど、たまにはその「距離」を自分の身体で感じたくなる。

今回は「北海道&東日本パス」を握りしめ、あえて時間を溶かしながら札幌を目指す遠征へ出かけました。
新幹線を封印。特急も使わない。
普通列車とフェリーだけで北上する、少し変態的な「陸路修行」です。

そして旅の締めくくりは、2026年度でその役目を終えるANAの「アップグレードポイント」
地上で削り、空で取り戻す。
消えゆく制度への感謝を込めた、極端な“緩急”遠征の記録です。

北海道&東日本パス

■ 1日目|14時間の“北上修行”

早朝の東京を出発。本来なら数時間で着く札幌までの距離を、18時間かけて普通列車で刻んでいきます。

東京→八戸:18時間のグラデーション

区間 主要ルート 座席タイプ 旅のフェーズ
05:00〜 東京 〜 水戸 普通車グリーン車 【温存】 貯まったJREポイントで快適始動
07:30〜 水戸 〜 原ノ町 ボックスシート 【旅情】 冬景色を眺める「遠くへ」の実感
12:00〜 原ノ町 〜 仙台 ロングシート 【転換】 快適さが削がれ始める境界線
14:00〜 仙台 〜 一ノ関 ロングシート 【消耗】 身体の固まりを感じる移動の連続
16:00〜 一ノ関 〜 盛岡 ロングシート 【苦行】 景色よりも「次の駅」を待つ時間
18:00〜 盛岡 〜 八戸 ロングシート 【到達】 完走直前のランナーズハイ

最初は在来線グリーン車で体力を温存する「快適側」からのスタート。
しかし、北へ進むにつれて快適さは容赦なく削がれ、旅は“移動”から“修行”へとフェーズチェンジしていきます。
雪景色が増え、気温が下がり、身体が固まり始める。
この「削られる感覚」こそが、のちに空で味わう至福の“前振り”となります。

過酷な移動を支える旅の相棒

14時間もの長丁場、しかも普通列車にはコンセントがありません。
GPSで位置情報を確認したり、暇つぶしにスマホを触ったりしていると、あっという間にバッテリーが減っていきます。
そんな長時間の鈍行旅を支えてくれたのが、日頃から愛用しているAnkerのモバイルバッテリーです。
決してコンパクトとは言えませんが、その分頼もしい大容量で、これ一つあるだけで道中の安心感が桁違いに変わります。

▼実際に使っているモバイルバッテリーのご紹介

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陸路で拾う空のマイル

基本的に乗り継ぎ時間は短めで何もできない行程ですが、車窓を眺めるだけでなく、密かに進めていたミッションがありました。

一ノ関から盛岡へ向かう途中、列車が花巻空港の近くを通過するタイミングを見計らい、「JAL Wellness & Travel」アプリを起動。
無事にチェックインを済ませ、50マイルを獲得しました。

ANAのアップグレードポイントを消化する旅でありながら、隙あらばJALのマイルも稼いでいく。
将来のJGCを見据えた、陸路でのささやかな活動です。

▼JAL Wellness & TravelとANA Pocketを比較した記事はこちら

ANA Pocketを卒業し、JAL Wellness & Travelに絞った理由。時間はマイルより重い。

そんな小さなミッションをこなしつつ、盛岡駅へ到着。
今回は比較的長めの乗り継ぎ時間があったため、名物の「盛岡じゃじゃめん」でしっかりエネルギーチャージを行いました。

盛岡じゃじゃめん

深夜の出港:シルバーフェリー

八戸到着時の達成感は、もはやフルマラソン完走レベル。
そこから22:00発のシルバーフェリーで、苫小牧へ。
深夜の静かな出港、そして船内の大浴場。
列車で固まった身体を湯でほぐす瞬間。
これこそが、陸路遠征を選んだ者だけが味わえる最初のご褒美です。

シルバーフェリーの様子

■ 2日目|極寒の上陸、そして「ととのい」

朝、苫小牧港に降り立つと、そこは氷点下の世界。
バスで駅まで向かい、乗り継ぎの電車を待つ微妙な時間、タイムズカーを借りてコメダ珈琲へ。
フロントガラスの凍結を溶かしながら走らせ、極寒の中で飲む温かいコーヒーは、もはや栄養。
あえて千歳線は使わず、室蘭本線・岩見沢経由を選択。
特急が消えた区間の静寂と、窓外に広がる見渡す限りの雪原。これこそが「試される大地」の洗礼です。

苫小牧駅と北海道の気動車

途中で立ち寄ったのは、「岩見沢ほのか」
サウナからの、氷点下での外気浴。
「地上14時間+船旅」の疲労が、マイナス10度の空気で一気にリセットされます。
疲労のあとのサウナは、どんな高級エステよりも効く。
実は札幌に住んでいたときは、月1レベルで行ってました。


■ 最終日|地上から空へ。文明の解禁

数日間の札幌滞在。
美味しい食事と冷たい空気を楽しみ、移動で積み上げた時間を静かに回収していきます。
遠回りしたからこそ、街を歩く一歩一歩に重みが出る。

回転寿司トリトン

そして、いよいよ帰路へ。ここで旅の裏テーマが発動します。

実は今回の旅、2026年度でサービス終了が決定している「ANAアップグレードポイント」を握りしめていました。
SFCホルダーとして長く親しんできたこのポイントを使える機会も、あとわずか。
地上を這うように北上した今回の遠征。
そのフィナーレにふさわしいのは、やはりこの空間しかありません。

プレミアムチェックインの入口(門松付)

ANAラウンジでポテリコとサッポロクラシックビール

プレミアムクラスへの“昇格”

新千歳空港でチェックイン。
普通列車のロングシートで削られた身体が、ANAのプレミアムクラスへと吸い込まれます。

  • 広い足元: 足を伸ばせる喜びを、14時間の移動後に噛み締める。
  • 温かい機内食: 冷え切った地上移動の記憶を溶かす、温かい味噌汁。
  • スパークリングワイン: 窓の外に流れる雲を眺めながら、自分への労い。

ANAプレミアムクラスの座席機内食の様子

「移動は消耗ではなく、演出だ。」
普通列車での苦労があったからこそ、この1時間半のフライトは、単なる移動ではなく「最高のコンテンツ」へと昇華されました。
時間をかけて北へ向かい、最後は文明の利器で一気に圧縮する。この「落差」こそが、私の旅の醍醐味です。


■ 結論|なぜ、あえて遠回りをするのか?

コストやタイパを考えれば、新幹線やLCCという選択肢はいくらでもあります。

けれど、

  1. 普通列車で距離を噛み締め、
  2. フェリーで海を渡り、
  3. 最後はプレミアムクラスで締める。

この「非効率」と「最高効率」を混ぜ合わせることで、旅はただの移動から、一生忘れない体験へと変わります。

移動は体験。
地上で削り、空で取り戻す。
2026年度、UGPが消える前に。

あなたも、あえて「時間を溶かすルート」から空へと舞い上がる、最高の緩急を楽しんでみませんか?