2026年5月19日搭乗分から、ANA国内線の制度が大きく変わります。
中でもマイラーや修行僧にとって要注目なのが、国内線特典航空券のルール変更です。
これまでよりも「乗り継ぎ旅程」の自由度が上がり、マイルの使い勝手が劇的に良くなります。
「本当にそんなにお得になるの?」と気になり、実際に新制度の条件で検索してみたところ、驚くべき結果が表示されました。
今回は日本縦断ルートを例に、どれくらいマイルが変わるのか詳細にシミュレーションしてみます!
■ 札幌〜沖縄はANA・JALとも直行便がない
今回検証ルートとして検索した旅程はこちらです。
「札幌(新千歳)→ 沖縄(那覇)」
実は現在この路線、ANA・JALともに直行便は運航していません。
(※かつてANAの直行便がありましたが、現在はPeachに移管されています)
そのため、マイルを使って札幌から沖縄へ行く場合、どうしても「羽田空港などで乗り継ぐ」必要があります。
ライバルのJALでは以前から乗り継ぎ旅程でもお得に発券できるルールがありましたが、今回の制度変更により、ANAでもついに乗り継ぎ旅程が使いやすくなるというわけです。
■ 【旧制度】区間ごとに計算すると本来は「もっと必要なはず」
現在のANA国内線特典航空券は、1区間ごとに必要マイルが合算される仕組みになっています。
各区間の必要マイルをシーズン別に見てみましょう。
① 札幌 → 羽田 の必要マイル
- ローシーズン:7,000マイル
- レギュラーシーズン:8,500マイル
- ハイシーズン:10,500マイル
② 羽田 → 沖縄 の必要マイル
- ローシーズン:8,000マイル
- レギュラーシーズン:9,500マイル
- ハイシーズン:12,000マイル
仮に、一番利用者の多い「レギュラーシーズン」で札幌から沖縄まで乗り継いだと計算すると……
【札幌→羽田(8,500)】+【羽田→沖縄(9,500)】= 合計 18,000マイル
なんと、片道だけで18,000マイル程度になってもおかしくない計算になります。
乗り継ぎにすると一気にマイルが跳ね上がるのが、これまでのANAの大きな弱点でした。
■ 【新制度】実際の表示は「10,500マイル」!
しかし、2026年5月19日以降の新制度で「札幌 → 羽田 → 沖縄」の乗り継ぎ旅程を検索してみると、検索結果には以下のように表示されました。
- ローシーズン:9,500マイル
- レギュラーシーズン:10,500マイル
- ハイシーズン:13,000マイル
なんと、2区間のフライトにも関わらず、レギュラーシーズンでたったの【10,500マイル】で予約できることになります!
旧制度での単純合算(18,000マイル)と比較すると、圧倒的なマイルの節約です。
■ なぜ安くなる?「出発地から目的地」での計算に!
なぜこんなにお得になるのか?
それは2026年5月19日からの新制度で、乗り継ぎ旅程を「1つの特典航空券」として扱う仕組みに変更されるためです。
つまり、これまでの「区間ごとの合計」ではなく、「出発地と目的地」の距離(ゾーン)で必要マイルが決まる形になります。
この新ルールの最大のメリットは、出発地と目的地さえ同じなら、
- 羽田経由
- 伊丹経由
- 名古屋(中部)経由
- 福岡経由
など、どこで乗り継いでも必要マイルは同じになります。
「羽田経由が満席だから、伊丹経由で行こう」といった柔軟なルート選びができるようになり、直行便がない地方空港同士の移動など、乗り継ぎ前提の路線では特典航空券の使い勝手がかなり良くなりそうです。

■ まとめ:2026年はマイラーにとって「変化の年」
今回の改定により、ANAの特典航空券は「札幌→沖縄」のような長距離・乗り継ぎ必須の路線で非常に大きなメリットをもたらします。
一方で、2026年は航空業界全体の制度変更が続いており、JALでは国内線サーチャージの導入が発表されるなど、激動の年になっています。
それぞれの航空会社のメリット・デメリットをしっかり把握して、一番マイル効率の良いお得な旅のルートを探していきたいですね。
✈️ あわせて読みたい(JALの制度変更について)
※本記事は2026年5月19日からの制度変更について、実際の検索結果をもとにまとめたものです。
必要マイル数や詳細なルールについては、必ずANA公式サイトの最新情報をご確認ください。